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僕って何

初めて手にした三田誠広さんの作品「僕って何」

 

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感想(2件)

 

 

実は、三田誠広さんという作家を私は知らなかったのだ。

そして、この小説は昭和52年に単行本で出版されており、芥川賞作品でもあることも

調べて初めて解った。

 

学生運動小説は、この本が私にとっては初めての本だったのだが、

何故かこの主人公は、学生運動に参加する自分自身の意思の曖昧さというか、

単純に周りの人間に巻き込まれて、引き込まれて参加し、

また別の運動会派の意見にまた翻弄されて、いとも簡単に当初の会派を捨て

新たな会派に属し、その自分の居場所が本当にそこにあるのか、自分とはいったいなんなんだ?というジレンマに毎回悩むという、読み進めていくと本当に「あんたねぇっ!」って叱咤したくなるほどの優柔不断さを感じてしまう。

まぁ、だから「僕って何」という本なんだけれども。(笑)

 

なんとなく高度成長期の中で、大学生が時代の流れに振り回されている感が伝わってきた作品だった。

 

 

これは、遠縁に当たる方の莫大な蔵書の中から数冊の芸術本と共に頂いた小説本のうちの一冊。

私には足元にも及ばないくらいの読書家だった方なので、私が到底手に取ることもなかったであろう本が沢山あり今回、この三田誠広さんの作品に出会うことができたのだ。

またこの作者の違う作品を読んでみたいとも思った。

 

 

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ゴールデンスランバー

立て続けに、伊坂幸太郎さんの作品「ゴールデンスランバー」

 

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殺人犯の濡れ衣を着せられた主人公「青柳」が、なんとか助かるようにと願いながら

また、青柳を取り巻く知人たちの安否が酷い方向へ行きませんように作者への期待を持ちながら

一気に読んでしまった作品。

 

絶対、事件とか警察沙汰とかには巻き込まれないようにしようと

強く強く感じてしまった。

 

 

相変わらず、この作者の作品は怖いわ。

 

なんでこんなに怖いのに買ったしまったのだろうと・・・。

ネットでまとめて10冊ほど去年購入してしまったのよねぇ。

途中途中、違う作風の作者作品も入れながら1冊1冊読み終えてきて

やっとこれで最後(笑)

 

まぁ 怖かったけど作品はすごく読み応えがありましたけどね・・・でも怖かった。

夢にね、でてくるのよ。

サスペンスって、だめよね。

精神的に、だめよね。

なのに なぜハマって読んでしまうのだろうかねぇ。

 

しばらくは、柔らかな作品を求めてみようかと・・・つくづく。

 

 

 

 

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きのうの世界

恩田陸さんの本。

 

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上下巻セットで手に入れて意気込みだけはあったのに

 

読了までに1ヶ月かかってしまった。(笑)

 

最初の章で躓いたのよね・・・流れにうまく乗れなかったのさ。

いろんな待ち時間に読むものだから、4分の1くらいはその流れの中を登ったり下ったりしながら25日ほど。

後の4分の3を4日間で、下巻は怒涛の1日で読了。

 

たぶん、この本を読んだ方は解ると思うの、私のこの変化に飛んだ読む速度。

 

ネタバレになるかもしれないけど、

 

最初の章の始まりがね、「あなたは・・・・・する」みたいな感じで進んでいくのよねぇ。

(ん? これは読み手が主人公的な感じで展開していく物語なのかぃ?)って勘違いしちゃう間抜けなおいらが居たりもする。

 

しかしながら、次の章からは様々な登場人物たちが主となった話で次々とある場所を起点に展開されていくのだが、

人物それぞれの流れの時空を全体的な話の時空内にうまく自分で合わせながら読み進めていくので、おいらの脳みそは相当疲れた。

一人の主人公が物語の中で時空が前後するのもよくあるが、複数の登場人物を脳の中で管理しながら読むのが疲れるって・・・トシかぁ?

 

んでもって、「あなた」の正体が最後の方で解るのだけど、

(え?「あなた」とする必要あったん?)と、冷たい読者のおいらは思うと同時にもやもや感が残った。

 

まぁ そういう作風が得意とする作家さんなので いっか。

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フーガはユーガ

読んでてきつかった。

精神的にきつかった。

図書室の係員さんが、「結構きつい内容ですけど、ついつい読んでしまえますよ。」って

 

なるほど・・・って感じ。

 

伊坂幸太郎さんの「フーガはユーガ」

 

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最初タイトルを見た時に(あの高級車のフーガは優雅って言ってるのかしら・・・)と

フツーに考えてしまった。

 

そしたらさ、双子の名前だった「風我と優我」

 

描写がね、かなりきつい。

文章ならではの、読み手側が受け取り頭や心でその描写を思い浮かべながら読み進めるのだけど

たぶん、読んでいる顔は引きつり歪んだ口元になっているのではないだろうかと思ってしまう。

 

そして、切ない。

いろんな場面で切ない。

 

んでもって、暴力の非道さに怒りがこみ上げてくる。

 

フーガとユーガの最後の幸せを願うあまりに

あっという間に読了してしまった1冊。

 

現代、増え続ける虐待問題を

現状のほんの一部分だけれども

その怖さ、恐ろしさ、非道さ、そして悲しさを見せつけられた。

 

 

あぁ・・・・・怖かった。

 

 

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SOSの猿

この本は、脳の切り替えが大変だった(笑)

 

伊坂幸太郎さんの「SOSの猿」

 

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「猿の話」と「私の話」が基本になり交互に進んでいくのだが、

それだけではなく、物語の中での物語(説明が下手でごめん)が

普通に章の一つとしてでてくるので、後半で何度か前半を読み返したりと

まるで、参考書か辞書でも引くような感じで読んでしまった。

 

「猿の話」は孫悟空というか猿行者がでてくる。

なぜか、話の始めはシステムプログラムのバグ調査から始まり、堅物な調査員が急にネクタイを頭に巻くという意味不明な内容に進んでいく。

「私の話」は猿行者が憑いたとされる少年の悪魔祓いを依頼される話から始まる。

 

 

なんとも説明し難い話でした。

まぁ 面白くないとは言えないけど、いつもの伊坂幸太郎さんの作品より読み進める力が必要かと。

 

 

最後の感想・・・結局なんなんだったのだ?

 

 

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ラッシュライフ

これは4月頃に読み進めていた本。

 

伊坂幸太郎さんの「ラッシュライフ」

 

 

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4つほどの物語が、並行して進んでいくのだが、

この本を開くと先ず4つのラッシュが並んでいる。

 

lash…むち打つこと、(機会可動部品間の)遊び、激しく動かす、(金などを)濫費する

lush…豊富な、景気のいい、華麗な、酒、のんだくれ

rash…無分別な、軽率な、せっかちな、発疹、吹き出物

rush…突進する、殺到する、むこうみずに行動する、突撃、大多忙、忙殺、ご機嫌取り

※いづれも「ラッシュライフ」より引用

 

そして隣の頁には

挿絵としてエッシャーのだまし絵

 

そう、この物語は上記の4つのラッシュが含まれた様々な個性あふれる人たちが描かれている。

その流れの中で騙されたような感覚も味わえ、最後にはちゃんとその4つの物語の伏線回収がしっかりと繋がり一つにまとまる…というかぐるぐる回されているだけのような・・・(笑)

 

まぁ 面白くてこれは一気に読んでしまった作品。

 

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ブランコのむこうで

ここ最近、体調不良で読書タイムが取れない・・・

 

なんて 先のブログに書いてしまったが

 

体調不良⇒病院通い⇒診察待ち時間⇒ヒマ(笑)

 

てな 感じで

実は待ち時間用に文庫本をバッグに忍ばせていた私

 

何年ぶりだろう・・・

星新一氏の作品を手にしてみた。

 

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一人の少年が、様々な人々の夢の中を渡り歩く長編ファンタジー。

 

久しぶりの星新一氏の作品だったからか

最初の出だしについていけない、擦れてしまった私がいたが

読み進めていくと、人の夢の中っておもしろいなぁと思い、

私自身もかなりの非現実的夢をよく見るので、かなり面白く読み終わることができた。

 

星新一氏の作品は中学から高校生時代にかなり好きで

『おのぞみの結末』や『悪魔のいる天国』そして『おせっかいな神々』は

もう何回も読み直してみたいなぁと思うほど。

 

また近いうちに手に取ってみようっと。

 

 

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星をつなぐ手 桜風堂ものがたり

最近 体調不良もあってか本を読む気持ちが進まない。

 

そんな感じの毎日を送っているのだが

それでも ちまちまと開いては読了したのがこちら

 

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本当は 先に『桜風堂ものがたり』を図書室で借りたのだが

諸事情があって、読了しないまま返却し、

続編のこちらを借りてしまって、先に読んじゃった。

(だめなおいら・・・笑)

 

書店員さんを始めとして、とりまく周りのいろんな方達のいろんな気持ちが

描かれていて、読み進めていても気持ちが優しくなれそうな一冊だと思う。

 

また、本がどのようにして売れていくのか、ベストセラーになるのか…とか

とても良い本でも、世の中の人々に見いだされないまま寂しく書店から引き上げられてしまうこともあったり…とか

普段、私自身が適当に本を選んで読んでいるのが申し訳ないような

でも適当に選んでいるから見知らぬ作家作品とも出会うこともあるんだなぁ…とか

そんなことを改めて感じ、思いながら読み終えた本だった。

 

これを読んでしまった後に、前編の『桜風堂ものがたり』をちゃんと

読んでみようと思ってしまった私を許しておくれ。

 

 

最近 書店に行ってないなぁ。

 

 

 

 

 

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